「ふたりからひとり ときをためる暮らし それから」 つばた英子 つばたしゅういち
2016年に発行された最近の本です。
ご主人さんが亡くなって・・
ずーっと夫をたてて暮らしてきた著者。
前向きに、無理をせず、畑仕事やら、お料理やらを、
まわりにいてくれる人たちに感謝しながら
つつましく、お金では買えないものをはぐくみながら暮らしてる。
なるほど。
こういう老後楽しいかもしれない・・・
と思わせる、ゆっくりした暮らしの中にも、
知性を感じる本です。
ご主人のしゅういちさんの日記も、ところどころにあって、
戦争中20代、学生さんの世代です。
戦争や学歴、仕事、家族、人生の中で自分が何を優先させるのか・
そんなことを考えさえられる一冊です。
私自身、子供が小学生になり、
自分の親の背中を小さく感じ始めました。
生きていくのにお金は大事です。
ただ、お金よりも大事だと思えるものが、一人ひとりにあれば、
もっと、優しい気持ちで毎日を過ごせるような気がします。